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2006年4月 7日 (金)

うたごえの悩み

Rimg1836a 先月、日本のうたごえ協議会が主催する、全国創作合宿に参加してきました。
本来は、各地のうたごえ合唱団の活動家を対象にした、協議会内部の技術研鑽を目指したもので、エーちゃんのような一匹狼的なうたごえ活動家(自称)は、別途開催される、セミナーなどに参加するべきなのでしょう。料金体系が全然違うらしいです。
ま、エヘヘヘッヘ~~、というところですな。

こういう全国レベルでの集まりに参加させてもらうと、各地の方々がどんな悩みを抱えているのか、交流会を通してよくわかります。
やはり合唱団を主宰していると、そこに集まってくる多種多様なメンバーの期待と要求を全部受け入れていたのでは大変なことになりますので、ま、妥当なところで、最大公約数的な運営になっているようです。
そういう中で「うたごえ」というネーミング、キャッチフレーズが足かせになってきているという悩みを抱えている合唱団が出てきているようです。

さて、これは難しい問題です。
難しいなら、さっさと「ママさんコーラス」に鞍替えしたら、と言ってしまえばそれまで。
そうは言わずに試行錯誤を繰り返しているところで現場の辛さがあるのでしょう。

「うたごえ」は、50年以上の歴史の中で確かに変貌してきてます。
その昔は(といいても、エーちゃん現役時代の70年前後ですが)

  1. 平和を希求する歌を響かせよう。
    労働組合などの闘いを支援しよう
  2. 頽廃的な一部の歌謡曲(当時、「恋の奴隷」とかありましたね)に対して、明るく健康的な歌を歌おう
  3. 民族の文化としての民謡を守り育てよう
  4. 音楽文化を視点のスタートとしていろいろと学んでゆこう

と多枝に活動範囲が広がってました。

ところが、最近の傾向は、「うたごえは平和の力」から軸足が「うたごえは生きる力」に移ってきているのではないかと思わせるような傾向です。
また、民謡についても、よさこいソーランといった新しい潮流についてゆけず、結局、陣取り合戦で老舗としての地位が失ってしまってます。

こういう中での選択肢は三つ

1.メガバンク的展開をはかる
  音楽関係のあらゆる分野に首を突っ込み、部門の拡充、営業成績の右肩上がり的な
  拡大を目指す。
  → ま、無理でしょうね

2.地銀的な展開を目指す
  平和のうた、闘いのうたという原点に戻って、うたごえに専念する。
  そのために、学習活動も活発におこなう。
  → 趣味とソースの多様化の中で、うたごえじゃなければならない、必然性が薄れて
    いるなかで、これもジリ貧

3.業態の変容を軸とする
  音楽という分野の中で、銀行論(例えばですよ)をぶつより、業態を超えた考えが
  必要になってきてます。
  基本は、うたごえという基軸を見失わないことです。
  その中で、うたごえから派生していたった(または元々あった)色々なグループと
  協力関係を作って行くことです。
  「ママさんコーラス」とは一線を画しながらも、協力をしてゆくのです。
  「よさこいソーラン」は、場所の提供、技術(歴史)の提供など積極的な対応を
  してゆくのです。
  ま、言ってみれば、「うたごえ専門総合商社」かな?

専門と総合って全然かみ合わないことばですが、ある一つの分野(専門)に総合的に取り組むということですね。

やはり原点に戻る、というか、原点を再認識してもらう、ということが、今の「うたごえ運動」には必要なのではないでしょうか。

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