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2006年7月13日 (木)

事業継続性

ちょっと硬いタイトルですけど、生卵のないスキヤキって想像つきます?

20年以上も前に、インドネシアに仕事で五年弱住んでましたけど、生卵が食べられないんです。朝、暖かいご飯に生卵をかけて食べるのは米食の日本人の至宝の楽しみですよね。

ところが、ニワトリのサルモネラ菌感染が蔓延しており、ナマで卵は食べられん、というのが、インドネシアに限らず日本以外の国では当たり前の話でした。
その安全な日本でも先週、サルモネラ菌により死者がとうとう出てしまいました。

ニワトリと言えば、鳥インフルエンザ。
既にインドネシアでは人-人の感染が起きてしまってます。たまたま、鳥インフルエンザの菌が強すぎて感染した人がすべて亡くなってしまったため、その亜型ウイルスによる蔓延は大事に至りませんでした。
しかし、WHO世界保健機構がカテゴリー化している鳥インフルエンザのパンデミック・フェーズは今のところPhase3ですが、早晩Phase4になるらしいです。その後は、人から人への感染が世界的流行になるPhase6への移行はあっという間と言われてます。
特に、SARSと違って鳥インフルエンザの場合は、渡り鳥など規制の網にかけようのない媒体ですから、厄介です。

企業の事業は昨日から今日へ、そして明日へ継続していって国として成り立って行きます。鳥インフルエンザの流行がピークを迎えると従業員の欠勤率は40%を超えるだろう、と言われてます。
かかる場合に、どうしますか?ということを企業はしっかりと計画を立ておきなさい、というののが、事業継続性の問題です。

日本では、このほかに企業にとってのリスクは地震があります。
昨年中央防災会議が発表した、東京直下型地震の可能性は
10年以内に30%
30年以内に70%、そして
50年以内に90%という驚くべきものです。
更に、その時は、ある条件下で、死者は1.2万人。経済損失は112兆円と試算されてます。

かかる場合に、企業として事業をどのように継続できるのか、貿易で食べている日本にとって、海外のお客さんから契約条件として明記するように求められています。
この場合、企業としては、例えば、東京の本社のほかに、別に第2本社、第2工場を持つなど冗長化が求められるわけです。
いつ起こるか分からんものに、かかる二重投資を強いられるのは不本意なコスト増になります。
とりもなおさず、貿易立国日本の国際競争力の低下と言うことになりるワケです。

鳥インフルエンザは早晩ワクチンも開発されて終焉するでしょうが、自然災害地震は層は行きません。
京都議定書にCO2削減の取り組みについて、自国の産業界の競争力が低下するとして参加もしなかったアメリカが、事業継続性についてはかなり熱心になってます。
そりゃ、事業継続性は重要ですが、日本という国の特殊性からがんじがらめの規制はどんなもんでしょうか。
国際競争に不公平は許されませんが、2008年に国際規格として事業継続性が決まった時に、自然災害頻発国日本は新たな試練が課せられると思います。

ウチのWebSiteで「飛び立とう」という曲をアップした時に、こんなことが頭に浮かびました。

http://www.utagoekissa.com

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