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2006年7月30日 (日)

東海道新幹線新駅について

Photo東海道新幹線の新駅を琵琶湖の南、栗東市に作ろうという話が前からありましたが、7月2日、滋賀県知事選挙で社民党が支持する嘉田由紀子さんが自民・民主・公明が推薦し、磐石といわれた現職候補を破って当選しました。
嘉田由紀子さんはこの『新しい駅の建設凍結』を公約に、スローガン「もったない」を掲げておりました。

東海道新幹線の駅間距離の平均は約30km。
これに対して、米原-京都間は68.1kmで最長区間距離になってます。
JR東海としては、この間に新駅を建設して、のぞみの通過待ちや、冬場に降雪が多くダイヤが乱れがちな米原近辺での退避のためのニーズを賄いたいという考えを持ってました。
しかし、その建設費用は莫大なもので、品川新駅を作るのに900億円をJR東海が自前で負担したのが例外で、基本的に新駅を作るのは地元の負担が原則。
そこに上手く乗っかったのが、滋賀県、大津市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市で作る『東海道新幹線(仮称)南びわ湖駅設置促進協議会』です。
http://www.pref.shiga.jp/c/shinkansen/index.html

約2時間半で東京-新大阪を結ぶのぞみが更に早くなるなら、乗客としては嬉しい限り。冬場の雪に悩まされていたことを思うと待機駅が出来るのが安心感がまします。
それを地元の税金250億円を注ぎ込んで作ってくれるのですから、建設コスト面から運賃に跳ね返ることもなさそうです。
というわけで、この駅を通過する新幹線利用客にはありがたい話です。

ところが、地元では。
京都まで新快速で18分。新幹線が出来れば9分。
9分早くなるのに、特急料金700円を払いますか?
どう考えても、250億円のリターンはなさそうです。
もっとも、促進協議会では、2012年に開業して、10年後には、単年度で経済波及効果は約3,770億円、県・市町村税収入は約113億円と試算しています。
ま、捕らぬ狸の皮算用っていうんでしょうか。

日本は、東京・大阪の大都会に集中しすぎてます。
ドイツは、アウトバーン(高速自動車網、無料です)とICE(新幹線網)で都市間の移動が非常に楽であり、平野部がおおいという自然面でのアドバンテージがあるものの、都市が効率よく分散してます。
因みに、100万人都市というと、数えるほどしかありません。
(ベルリン、ハンブルグ、ケルン、グレーターフランクフルト、ミュンヘンなど)

一極集中を分散させるための新幹線網、高速道路網の拡充はウエルカムと思いますが、実際は、のぞみが増え益々大都市集中を助長するものになってないでしょうか。

メインサイト、ヴァーチャルうたごえ喫茶「のび」で「俺の町」というMIDIをアップした祭に、こんなことを考えました。
http://www.utagoekissa.com

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